2024年3月17日(日)〜4月14日(日)
ポーランドから見る今
WATOWA GALLERY(東京)と、RASTER GALLERY (ポーランド)は広尾コートヤードとのスペシャルサポートにより、ポーランドを代表するアーティスト2名ヤネック・シモンとアネタ・グジェシコフスカの来日展を開催することになりました。
ヤニックは日本で初の展示となる。1980年代のポーランドに育ち、政治に対するアナーキズムと、分類される社会に対して疑問をもち、高度テクノロジーによって生成される、どこにでも当てはまりどこにでも当てはまらない民族彫刻を作成している。
アネタは、横浜トリエンナーレでも同時期に招待されているアーティストで、今回展示する「ビューティマスク」では、その名の通り化粧マスクに覆われた女性の写真を展示します。高度な美容治療の暴力的な性質は、極端な性行為、格闘技、犯罪者変装などとも関連しフェミニズムに訴えた作品となります。
ポーランドというドイツやロシアとの間に位置する国で、周辺の長い戦争の歴史からも、文化の破壊と再構築は他国に比べて多かったことも日本ではなかなか知ることもありません。
今回のエキシビションがポーランドとの国際交流を更に深め、さらには二人のアーティストの作品や活動が皆さんの生活や社会にとって何かしらの気付きとなることを願っています。
WATOWA GALLERY 代表 小松隆宏
開催概要
Janek Simon “A Man with Three Hands and Other Works”
Aneta Grzeszykowska “Skinformers”
preview: 3/16 (SAT)
opening party: 3/17 (SUN)
open: 3/17(SUN) – 4/14(SUN)
place: 〒106-0031 東京都港区西麻布4丁目21−2 ガロウ1F2F / COURTYARD HIROO “GAROU” 1-2F , 4-21-2 Nishiazabu, Minato-ku, Tokyo, JAPAN
open hour: 12:00-19:00
closed: every Monday , 3/20(Wed)
PRODUCED BY WATOWA GALLERY × RASTER GALLERY
SPECIAL SUPPORT BY COURTYARD HIROO GAROU
Generously supported by Sławomir Stępniewski CEO dentsu Polska & CEE
【参加アーティスト】
Aneta Grzeszykowska (アネタ・グジェシコフスカ)
The primary medium in which Aneta Grzeszykowska works is photography. However, she treats it instrumen- tally, as a tool for the realization of advanced, artistic and ontological exercises. The artist is interested in the role photography plays in creating and documenting a personal identity.Therefore, in her film projects or doll sculptures, the human figure acquires the shape and aura of a marionette.
Grzeszykowska が主なる媒体として用いているものは、写真である。しかし、彼女はそれを、高度かつアーティスティックで存在論的な試みを実現させる道具となる機械として扱っている。彼女は、個人のアイデンティティの生成と記録における写真の役割に興味を抱いている。 それゆえに、彼女の映像プロジェクトや人形のスカルプチャーでは、人物はあやつり人形のような形と雰囲気を持つ。
Janek Simon (ヤネック・シモン)
Janek Simon (born 1977) draws inspiration from scientific the- ories and models as well as disciplines like geography or eco- nomics, whose functions and specifics are subject to constant civilization changes. Simon’s objects often take the form of visualizations based on mathematical formulas and statistical data.
At the same time, the experimental and anarchical dimensions of his works articulate a clash between scientific theories and the reality of everyday life, sociological phenomena, and politics.
Simon は、科学理論や科学モデル、そして、文明の絶え間ない変化に従ってその機能と特性が左右される地理学や経済学といった分野からインスピレーションを得ている。Simon の作品の多く は、数学の公式や統計データをもとにした視覚化という形をとっている。同時に、その作品の実験的かつアナーキーな面は、科学理論と日常生活の現実の間や、社会学的現象と政治の間に起こる衝突を明確に表している。
コートヤードHIROOについて
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