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GIL KUNO SOLO EXHIBITION | “UNSOUND ∞ UNBOUND”

7.25 sun – 8.3 tue, 2021

2021年7月25日(日)〜8月3日(火)の期間中、アートプロジェクトプロデュース集団「WATOWA GALLERY(ワトワギャラリー)」のプロデュースにより、ニューヨークを拠点として国際的に活動するアーティスト、ギル久野のソロエキシビジョン 「UNSOUND ∞ UNBOUND」を、渋谷区渋谷二丁目のオルタナティブスペース「elephant STUDIO」にて開催いたします。 現実認識を打ちのめす、ギル久野の個展「UNSOUND ∞ UNBOUND」にご期待ください。

GIL KUNO by Fernando Sanchez

ギル久野の作品は一見、日常的に見慣れたものとはかけ離れているが、我々を取りまく様々な有機的現象を彷彿とさせる。一般的に存在している現象が、ユーモラスな要素を含んだ不条理なメタファーに変貌させられているのだ。 呼吸する腸、マスターベーションのインスタレーション、巨大なアリの巣、無音のDJイベント、1弦ギターで編成されたオーケストラ、動く掛け軸など、彼は我々の現実認識を常に打ちのめしてくれる。

ARTIST’S WORDS

我々は社会によって、特定の思考「パターン」を強いられてきた。私は、これらのパブロフの「パターン」から心の流れを変えたいと思っている。作品を通して、自然現象をその文脈から抜粋、これまでの「パターン」の中で見られなかった不条理なメタファーをあらわにしたい。 偶然性(チャンスオペレーション)を促すシステム、誇張された知覚、脱線した現実、一般的な「体験」の再構築など、さまざまなテーマや方法論を通じて人々をパラダイム的思考(パターン)から遠ざけることを目指しています。

GIL KUNO

WATOWA GALLERY PRODUCER’S WORDS

ギル久野が生み出すアートやパフォーマンス、インスタレーションは、原始的な部分とテクノロジー、歴史と今が程よく交差し、それでいて子供心を思い出させてくれる発明と言える。 そして、なんといっても感覚が日本的である。ウォーターフォール・シリーズにおける掛け軸的な発想、妊娠ギターとインポテンツギターにおける漫画ちっくさ、この絶妙な感覚バランスは、JAPANESE POP ARTと表現しても良いのではないだろう か。ギル久野の、日本的感覚を持つ発明の数々を、観て、感じて、遊んでほしいと思う。

WATOWA GALLERY代表 小松隆宏

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