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「お分かりでしょうけれど、私は画家であることをやめてはいません。」

8.16 wed – 8.31 thu, 2023

この度、アートプロジェクト・コレクティブ WATOWA GALLERY は、2023年8月16日(水)から8月31日(木)まで、関東大震災後100年の節目に開催されるGroup Show ”お分かりでしょうけれど、私は画家であることをやめてはいません” に会場提供及び制作・運営協力いたします。

STATEMENT

本展は「展覧会」という形式を用いて、2つの時間と状況、つまり、1923年9月1日に起きた関東大震災と現在を重ね合わせようとしています。

今からちょうど100年前の文化的、社会的状況は、多くの点で「現在」(たとえば、2011年3月11日の東日本大震災以降の状況)と似通っていると同時に、現在を考えるための複数の視座を与えてくれます。

 展覧会タイトルになっている言葉「お分かりでしょうけれど、私は画家であることをやめてはいません」は、東京の芸術家たちが「震災後」を生きていた時期に、マルセル・デュシャンが書きつけた言葉です(1924年4月17日 フランシス・ピカビア宛の手紙)。 もちろん、デュシャンは日本で被災したわけでもなければ、この極東の災害に直接言及したわけでもありません。しかし「現在」から見れば、その言葉には、ある種の同時代性と「画家(芸術家)であること」をめぐる共通の困難や問題意識を読み取ることができます。

本展では、この100年間、美術のなかで何度も頓挫し、先延ばしにされ続けてきた「問い」に対する、現在の「画家(芸術家)」たちからの応答を提示します。

Artists

井田 大介
今井 新
大木 裕之
下村 悠天
都築 房子
宏美
藤城 嘘
Houxo Que
堀江たくみ

Curator

黒瀬陽平

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